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タイトル
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あらすじ
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場所
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1
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十三仏さん
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時の天命を受け、今の中国に渡り文化、芸術、機織り技術等を持ち帰り広く世に広めた偉人、その功を称え宇津呂の里の領地を賜った。長丹が息を引き取るいまわの際に、八幡神社の脇にある泉で六月一日、足や手を洗うと「しもやけ、ゆきやけ」になら無いと告げた。
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近江八幡・宇津呂の里
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2
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むべ
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天智天皇が蒲生野で狩りにいかれた帰り道に、奥島に立ち寄られた。そのところに長寿で子沢山の老夫婦に出会われた。何故、おまえたちはそのように長寿で子沢山なのかと尋ねられると、老夫婦は、このちで取れる珍しい果実を食していると答えた。その果実を手に取った、天智天皇が、「むべばるものか」と仰り、それよりその珍しい果実を「むべ」名付けられた。その後、奥島より毎年のように、天皇家へむべの献上が行われた。
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近江八幡・奥島
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3
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雨乞いの弁天さん
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足利義政の策室が本妻の怒りを受け、沖島に流され惨殺されます。これ以来、局の怨霊伝説が島民を悩ませ続けました。時は、江戸時代に移り、彦根藩主の井伊家の当主が、霊を慰める為に、磯内湖の方から雨ごいの弁天様を移し、ねんごろに供養しおまつりする。
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近江八幡・沖島
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4
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七つ池
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秀次が、村人に池を掘らします、一つ掘って水が出ないと、二つ目を掘って出ないと又、次を堀りと掘って行くうちに七つの池になりました。この七つ目の池におひめ様が身を投げた事から、何時しれず、幽霊が出るとうわさがたちました。
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近江八幡・八幡山付近
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5
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嘉兵衛くわ
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のら仕事の帰り道、からすが「くわ、くわ、くわ」と鳴き、帰宅するとニワトリが「とってこい、とってこい、とってこい」鳴き、くわを忘れたことに気付き、慌てて取りに行く途中の道で牛が「もうない、もうない」と言いよった。
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竜王
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6
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小僧さんとあまざけ
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おしょうさんの大好物の「あま酒のもと」を小僧がだまって食べてしまった。バレないように仏さまの口にあま酒を付けた。だれが食べたのか?仏様の口元を見て「仏が食べたのか?」と問い詰めるが、何も答えない。和尚が腹をたてて、棒でたたくと「クワンクワン」と音がする。それに腹立てかまでゆでたその時に、クタクタと音がした。
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竜王
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